『千の刃濤、桃花染の皇姫』攻略後記
- タイトル 千の刃濤、桃花染の皇姫 (せんのはとう、つきそめのこうき)
公式略称 千桃 (せんもも)
ブランド オーガスト
ジャンル 忠義と愛のADV
プラットフォーム PC18禁
発売日 2016/9/23
プレイ時間 16時間(ボイスカット有)
オーガスト最新作ということで発売日プレイした。
以下、ネタバレを多少含むかもしれないが、核となる情報は全て伏せる。
総合評価:A+
良かったところ
- シリアスに重きを置いている点
- 人間関係や心理描写が丁寧
- テキストが良い
- CGが美しい
- 画面効果が良い
- UI(ユーザーインターフェース)が良い
- Andoroidでのプレイが可能(コード入力)
- DMMでのダウンロードが可能(DVDドライブなしでもプレイ可能)
- 主人公が良い
- 主従関係の描写が良い
良くなかったところ
- メインルートが1ルートであったため、他キャラのEDシナリオは雑
- パイズリなどのHシーンでも陰茎が描写されていないことがある
- 展開上仕方ないとはいえ、ご都合主義が多少見られる
- (私の環境では)エラー落ちする
総括
オーガストとしては、穢翼のユースティア(http://august-soft.com/eustia/)以来の本気のシリアスモノであったが、丁寧に作られており、また、初回プレイ時点で誤字脱字も見つからず読んでいてイライラすることもなかった。更に、テキストはよく作られており小説を読んでいるかのようであった。展開は大方の予想通り宮国朱璃がメインとして進められていて、私自身は特に不満などはなかった。オーガストは大手メーカーでありながら、ユースティアや本作のように様々なジャンルに挑戦しているのでその点も高評価である。ただ、凝りすぎて普通の作品が作れなくなると本作のように発売までの期間が長くなってしまうので、その点は不安である。私個人の意見としては現時点では今年No.1の出来ではないかと思っている。バイナリィ・ポット(http://august-soft.com/binary_normal/)からオーガスト作品全てに触れてきたが、ただ絵が良いというだけではないオーガストにはこれからも期待していきたい。これを見て気になった方は是非、オーガスト作品を買ってプレイして欲しいと思う。